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群馬県

見城農園

ドゥワイエンヌ・デュ・コミス

榛名山麓の清らかな水で育った、
幻の洋梨「コミス」

Kenjo Farm

見城さんとコミスの出会い

会社員だった見城さんは父親が栽培するりんご畑で趣味で果実栽培を開始。その当時国内で流通していた苗木を20種類以上取寄せた中にコミスの苗がありました。農業の素人だった見城さんは不明点があれば育種家の話を聞き、熱心に本で調べて知識を蓄え栽培。
8年ほど経った頃コミスがやっと実をつけ、初めてコミスを食べた見城さんは「滑らかな舌触りに豊かな甘さと爽やかな酸味、鼻孔に残る香気。他の品種とは別物。この世にこんな西洋梨があったのか」と感動し他の西洋梨の栽培をやめコミスの独自栽培を決意されました。

手探りでの栽培

生産者が少ない為、情報が無い中、摘蕾・摘花、摘果の量、日当たり具合や肥料の調整などすべては手探り状態で独自栽培を開始。果樹1本ずつの状態見ながら栽培方法を変えるのではなく全ての果樹を同じ条件で栽培しトライアンドエラーを繰り返しながら、1996年植樹から15年経った時、初めて商品として出荷する事が出来ました。
コミスは栽培が非常に難しい品種。風に弱く実も花も落ちやすい。栽培も隔年収穫(2年に一度)になる事が多くそのため生産性が悪く商売として売るには向いていない一筋縄ではいかないコミス栽培果物の中でコミスに勝る品種は無いと思っている見城さんは、より良い品質のコミスを作り出す為に、熱意を注いでいきます。2000年やっと最大の難点だった「毎年安定した花芽がつかない」ことを克服し、安定した生産が実現しさらにその精度は増しています。シーズンオフの冬場には木の根元には年間軽トラ350台分の落ち葉を入れ、その上に大量の干し草を200台分盛り腐葉土として栄養をたっぷり与えます。この手間ひまをかけた堆肥がコミスの生命となります。

Information

生産者 見城農園
所在地 〒377-0008 群馬県渋川市渋川3656-4
URL https://www.kenjo-comice.com